数学はドラマチック! -数学特集No.3-
風が強い日が続いていますが、ずいぶん暖かくなってきました。
部屋をマッパで徘徊する日々が始まります。
こんにちは、やどかりです。
Twitterでもつぶやいたけど、暑い日に、寝起きで湯船に浸かって体を拭かずにそのまま(=裸)布団にダイブするの、気持ち良くないですか?え?私だけ?
紹介したい数学関連の本がまだあったので
もうちょっと数学特集を続けますね。(勝手やな)
哲学的な何か、あと数学とか 著者:飲茶
(Kindle版有)
『フェルマーの最終定理』にまつわる一連のドラマが柱となっています。
数学アレルギーを「数学好き!」にするような本ではないですが、途中のややこしい数学的説明をさらっと読み流して一連のドラマに注目してみると、非常に楽しめる1冊です。数学に対して抱いているネガティブなイメージを捨てられるかもしれません。
「大学受験まで一通り数学やってたけど、そんなに面白いと思ったこともないし、ただただ受験勉強のためにこなしてました」タイプの人にオススメです。
あのときやっていたことは無駄じゃなかった!と思える感動が得られるはず。
まずは、細かい数式に引っかからないで、「物語」を楽しんでほしい!
そして、読み終わった後にもう一度表紙を眺めてみてください。
ちなみにのお話ですが、いまなお残る「未解決問題」とそれにかけられた賞金はどうなっているのか調べてみました。
・クレイ数学研究所(CMI)が2000年5月に発表した、「重要であり古くからある、7つの未解決の問題」を「ミレニアム懸賞問題」という。
・それら問題のどれか一つを解決すれば、100万ドル(約1億円)の賞金を受け取ることができる。
・その問題とは
*ヤン−ミルズ方程式と質量ギャップ問題
*リーマン予想
*P≠NP予想
*ナビエ−ストークス方程式
*ホッジ予想
*ポアンカレ予想
*バーチ・スウィンナートン=ダイアー予想
の7つで、ポアンカレ予想はグリゴリー・ペレルマンによってすでに解決されている。
どれか一つだけでも解決すれば1億円!
誰にでもチャンスのあるこの挑戦。あなたはチャレンジしてみたいと思いますか?
そして、ちなみにちなみにのお話。
著者の飲茶さんのブログ記事をいくつか拝見したのですが
「こんなデモ団体あったらいいなあ」
「飲茶が考える理想の議論のやり方」
など「あ、なるほど!」と感じるアイデア記事がたくさん。ぜひ、今回紹介した書籍に加えて、そちらも覗いてみてください。
(飲茶さんのサイト:飲茶な日々 - 史上最強の哲学日記)