プログラミングに手を出してみた。「それって何か意味があるの?」という問いに対する考察
大変たいへんお久しぶりの更新です。もう早いもので夏至ですね。関東は梅雨に入っても雨があまり降らずで貯水量も減っているようです。みんな、節水、大事。
最近何をしていたかというと、プログラミングに手を出してしまいました。(しまいました)
Python(ぱいそん)っていう比較的新しい言語を学び始めたところです。
プログラミングに関してはずぶの素人ですが、入門書片手にいろんな方のブログを拝見しながら、ぼちぼちやっています。
(なにかオススメの書籍等があれば教えていただけるとすごく嬉しいです!)
しかーし!本記事のテーマはプログラミングではないんですね。
「いま現在はっきりとした目的がないのに、それをやることは意味があるのか」
です。(急に重い)果たして、目的の無い手段の獲得に意味はあるのか。
先日私が急にプログラミングの勉強を始めたもんだから、恋人から「それをする意味は何なの?」とご質問頂いたのがこの設問に至った経緯。Why?と。
(私の大学での専攻は文科と理科のちょうど合いの子のような領域で、全くの専門外ではないんですが。)
その場での私の回答は「なんか楽しそうじゃな〜い?」です。
でもその後、なにか引っかかってたんですね。
何となく、自分が一生懸命描いた絵をテーマに沿ってないからと捨てられた子どものような気持ちになってしまった。(繊細か)
頻繁に本屋さんをぐるぐると回っていればすぐに気付くことですが、ここ最近は人工知能関連の本がぐぐっと増えています。それはもう本当にもう溢れているという表現が合うレベルで。
それに気づけば、人工知能って何が出来るんだろう、どうやって作るんだろう、とかまで気になってくるわけです。必然的に人工知能のプログラミングをするための言語にたどり着く。
一方で、オックスフォード大学が2013年に発表した「雇用の未来」という論文内で、『コンピュータに替わられる可能性の低い職業ランキング』という表が示されていました。いくつかのニュースサイト等で取り上げられていたので知っている人も多いかと思います。
[The Future of Employment] :PDF形式・
http://www.oxfordmartin.ox.ac.uk/downloads/academic/The_Future_of_Employment.pdf
最後の方のページに表が載っています。英語論文ですが、ぜひ読んでみてください。(大学生は特に)
ちなみに1位は「Recreational Therapists(たぶん作業療法士みたいな感じ)」でした。日本と米国の職種の違いなんかも見られたので表だけでも一読の価値ありです。「Podiatrists 足病医」てなんなんや。
この職業は人工知能の発達で無くなっていくんだろうな〜というものがいくつもありました。 ではせめてそれをコントロールする側に回れば、仕事はできるのでは無いだろうか、という考えに至るのは自然なことだと思いませんか。
そう遠くない将来にきっとプログラミングのスキルは私を助けてくれると、何となく思うんです。アルバイトのように「来月遊ぶためのお金を稼ぎたい」という明確な目的ではないけどね。
将来への不安感を拭うためにあらゆるスキルで武装したい、と思っている軟弱者ではあるけど、「なんか楽しそう」で飛び込んでみて、努力で身につく知識と知恵と技術ならば身につけたいと、私は思う。
昔、好きだった人と同じようなテーマで話をしたことがあった。
彼は数学が好きで好きでしょうがないような人だけれど、ある面では非常に現実的で、自分の好きなことは仕事にしにくい(=お金になりにくい)と考えて将来進む道を悩んでいたらしい。純粋がゆえに、好きじゃないことでお金を稼ぐことに抵抗感があったんやと思う。(YouTuberやないけどな)
現在進行中の研究でお金に直結するようなものってそんなに無いと思うんだよね。でも今、意味が無いからって、将来でも意味が無いとは限らないと思うんだよなあ。
そんな言葉を言った気がする。ような気がする。
自分に言った言葉でもあるようなないような。今の大学生に言いたいような言わないような。(あやふやか)
Pythonがんばるね!!
◯ミニ紹介◯
人工知能の入門書として最良と言って良い本だと思います。人工知能が「『今』出来ること・出来ないこと」、「将来できるようになる『かも』しれないこと」を明確に分けて説明してくれています。予備知識ゼロでもスルッと読める良書です。
(Kindle版有)