「ふつうの女の子」に読んでほしい小説・3作品
久しぶりの更新です。参院選挙の日に納豆についての記事上げようとしてやめました。お仕事記録ばっかり書いてるけどやっぱり本が好き!!!というわけで「ふつうの女の子」に読んでほしい3冊を紹介します。
『すーちゃん』 著者:益田 ミリ
漫画です。カフェで働く主人公・すーちゃんや、その友だちのまいちゃんの日常を描かれます。「早く結婚したい!!婚活!!!」とか「女子はオシャレじゃなくちゃ!!」みたいなギラギラ感はなく、1コマ1コマ、すーちゃんやまいちゃんががポロリとこぼす一言ひとことが、染み入るしみいる1冊です。ぜひ「ふつうの女の子」に読んでほしいです。
いろんなあたしが
ひとりのあたしをかたち作ってる
自分を変えるって考えるんじゃなくて
「新しいあたし」を増やしていく
自分では言語化できない感情を、読書体験を通じて客観視することは、セルフカウンセリングの一つではないかと最近思います。ブックコンシェルジュ的なアプリとか作りたいなあとぼんやり考えたりもしてます。プログラミングのオベンキョは最近はおろろろろです。(なんやねん)
『メイクアップデイズ』 著者:椰月 美智子
「シロシロクビハダ」を加筆修正し、改題したものです。
主人公・箱里(はこり)は、化粧品会社で開発研究員として勤めているけれど、自分自身は全くお化粧に興味ナシ。ぼんやりしていて、いわゆる「女子力」は皆無。そんな彼女が、仕事や家族を通じて成長していく姿を描く物語です。椰月美智子さんらしい、ファンタジーとリアルが上手く混ざり合った暖かい世界観で、読後感がとても良い作品だと思います。
この物語の面白いポイントは、主人公が27歳の会社員だということです。普通なら精神的に成熟していなければならない歳の女性が成長していく物語。このちぐはぐ感に面白さがあると思います。「お化粧?なんでそんなことしなきゃいけないの」「お洒落?誰のために?」みたいな人には特に読んでほしいです。
『フルーツパーラーにはない果物』 著者:瀬那 和章
(Kindle版有)
以上、「ふつうの女の子」に贈る3冊でした。